今回はトラクサスの中でもベストセラーのTRX4 ディフェンダーを改めてご紹介したいと思います。
「いつかはトラクサス」と悩まれている方は必見です!!

実は私もトラクサス製品は中古でTRX4 ディフェンダーを購入したのが初めてでした。
そしてTRX4 ディフェンダーのクリップレスタイプがついに発売されたのでそちらもご紹介します。

そもそもディフェンダーってどこの車?
と思われるかもしれませんので実車について少し説明したいと思います。
目次
ランドローバーについて
ランドローバーの概要と車名の変遷
ランドローバーは、1948年にローバー社が発売した車種であり、当初はメーカー名ではなく車名だった。ローバー社は1901年から自動車を製造していましたが、戦前は業績が不安定で、第二次世界大戦中は航空機エンジンを生産していました。戦後の1947年、自動車生産を再開し、新型エンジンを搭載したローバー60(4気筒)とローバー75(6気筒)を発売しました。
1989年には、レンジローバーをベースにした新モデル「ディスカバリー」が登場し、ブランドとしてのランドローバーのラインアップが拡充されました。これにより、オリジナルのランドローバーは1990年から「ディフェンダー」として正式に命名され、現在の「レンジローバー」「ディスカバリー」「ディフェンダー」という車種体系が確立されました。

ディフェンダーのモデルは3種類
ランドローバー・ディフェンダーの誕生と歴史
ランドローバーの象徴的存在である「ディフェンダー」は、1948年に登場した初代「シリーズI」にルーツを持ち、ここからブランドの歴史が始まりました。シリーズIからシリーズII、シリーズIIIへと進化し、1983年にはホイールベースの長さでモデルを区別する「ランドローバー90/110/127」が登場。これにより「シリーズ」という名称は使われなくなりました。
その後、1989年には新モデル「ディスカバリー」が追加され、1990年に従来の90/110/127モデルは「ディフェンダー」という名称に改められました。

ディフェンダーには「90」「110」「130」という数字が付けられ、
これはそれぞれのホイールベースの長さ(90=2360mm、110=2794mm、130=3226mm)を示しています。

現行のランドローバー

現行のディフェンダーはあの有名な映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」に登場していました。
あのカーチェイスは迫力満点で、のめり込みましたね。
世界限定300台の「ディフェンダー V8 Bond Edition(ボンドエディション)」も発売されたそうです。
現行のディフェンダーも3種類のままでラインナップがあります。
実は近くにランドローバーのディーラーがあり実車をよく見るのですがカッコ良いですよね。
さすがに130は一度も見たことがありません。日本ではデカすぎます、、、

そしてお値段はディフェンダー90で1000万円からです。
いつかはディフェンダーってことで!!
トラクサス TRX4 ディフェンダー

TRX4のディフェンダー(82256-4)は旧モデルのD110をモデルにしており、スケール感と走破性を兼ね備えた
トラクサスのフラッグシップRCクローラー です。Jaguar Land Rover Limitedからライセンスの取得済み。
カラーは4種類
新色としてグリーンが追加となりました。
TRX-4 ディフェンダー 基本スペック
スケール :1/10スケール
全長 :586mm
全幅 :249mm
全高 :291mm
ホイールベース: 324mm
重量:(バッテリーなし) 約3.4kg
駆動方式 :4WD(フルタイム4WD)
シャーシタイプ :スチール製ラダーフレームシャーシ
サスペンション :4リンク式
ダンパー :オイルフィルショック
ギア比:(標準) 21.39:1(低速)、11.14:1(高速)
最高速度: 約20km/h(NiMH)、約25km/h(3S LiPo)
電子部品の防水性: 完全防水(ESC、受信機、サーボ)
ボディ :Land Rover Defender ライセンス取得済み
タイヤ :1.9インチ Canyon Trail タイヤ(フォームインサート付き)
ホイール :1.9インチ ビードロックスタイルホイール
バッテリータイプ:(別売) NiMH 7.2V~8.4V or LiPo 2S/3S
ESC(スピードコントローラー): Traxxas XL-5 HV(NiMH & LiPo対応)
モーター :Titan 21T 550 ブラシモーター
プロポ(送信機): Traxxas TQi 2.4GHz 4ch
主な特徴

・ポータルアクスル搭載
TRX4はポータルアクスルが標準装備なのはほんと驚きです。
地上高を大きく稼ぎ、岩場や凹凸を余裕でクリアが可能になります。
また、ドライブシャフトへの負担も軽減されます。


ポータルアクスルって何って?方は下記の記事を参照ください。
・GSTアルミショック

オイル充填のGSTショックは滑らかな動きで車高調整が簡単なねじ込み式アルミニウムショックボディで
リアルな実車同様な動きを再現します。TRX4は標準でアルミボディーを使っているのはさすがですね。
このサスの動きは本当に良くで私は社外品から結局は標準仕様に戻しました。
GSTショックについては下記の記事を参考にしてください。
・ホイールベースが調整可能
4つのホイールベース位置(300 mm、312 mm、324 mm、336 mm)が可能。
ディフェンダーはホイールベースが324mmですが、スポーツは312mmですので後からボディーの変更も可能です。
また他社メーカーのボディーをつけることも可能ですのでカスタムの幅が広がりますね。

また、ホイールベースを変更する場合にはコンバージョンキットも設定があります。
TRX4 1/10 シャーシ コンバージョン キット (long to short) 8058 (324mmから312mmへ変更)
TRX4 1/10 シャーシ コンバージョン キット (short to long) 8057 (312mmから324mmへ変更)
・リモート操作可能なデフロック&2速トランスミッション
フルタイム4WDのまま、フロント・リアのデフロックを送信機から切り替え可能です。
また、2速ギアもプロポから切り替えが出来ます。個人的にはデフロックは前後入れっぱなしで使うことが多いので切り替えは頻繁に使いませんが、
2速ギアはクローリング以外の時に爆走させたり出来るので遊びの幅が広がりますね。


・クルーズコントロール機能
実はあまり知られていませんがクルーズコントロール機能がプロポについています。ロングトレイルの時に便利かと思いますが、私は実際には使ったことがないです、、、

・クリップレス対応
TRX4のディフェンダーで従来のピン固定タイプの場合は、下図のピンを入れて前側のボディーピンを
入れるてボディー後部上と3箇所ロックするのでかなり手間がかかりました。


しかし、クリップレスになり、後部のピンのみ合わせて後はロックをするだけですので
ボディ脱着のストレスがなくなったので非常に楽になりました。
・トラクサスリンク対応

Traxxas Linkアプリを使えば、速度、バッテリー電圧、温度、傾斜角などの重要なデータをリアルタイムで確認できます。これにより、走行中の状況を詳細に把握し、最適な操作が可能になります。

ESCのセッティングがアプリから変更可能
走行モードの変更、ステアリング感度調整、スロットル感度調整、
ブレーキ率調整、スロットルトリム調整、TSM調整、
ステアリングとスロットルのエンドポイント調整、
プロスケールライトの点灯設定変更など頻繁には使いませんが、
各種調整がアプリで簡単に出来るようになるのは非常に便利です。
・メタルステアリングサーボ搭載

ステアリングサーボはメタルギアの防水ステアリングサーボが標準装備されていますので負荷が掛かっても破損せず安心です。クローリング性能を向上の為にホイールにウエイトを入れたり、トレイルで無理な姿勢でステアリング操作をすることが多々ありますのでここが一番壊れる所でもありますので非常に助かります。また金属ホーンで耐久性と操作性を実現しています。
使用バッテリー
純正バッテリーを使う場合はこちらのバッテリーが対応となります。
LIPOバッテリー 3s 5000mAh 25c iD機能付き TRX4 純正リポバッテリー 2872X

リポバッテリーでパワーと容量は十分に足ります。私も当初は社外品のニッケル水素バッテリーで変換コネクタを
使用して使っていましたが純正のリポバッテリーを使用した時にはディフェンダーのボディーがウイリーしながら
走行したので本当に驚きました。この1本で十分に遊べます。
※トラクサスのバッテリーを使うには専用の充電器が必要です。
TRAXXAS トラクサス EZ-Peak Live 純正充電器 2971
またトラクサスコネクタから他のコネクタに変換する変換コネクタもありますので他メーカーの本体をお持ちで
バッテリーを共有で使いたい場合も対応出来ます。
KS HOBBYではトラクサスコネクタから変換するアダプターも販売しています。
取説、パーツリスト
購入前にじっくり検討されたい方はこちらから取説とパーツリストを確認出来ます。
純正オプションパーツ
TRX4には純正のオプションパーツも豊富にあります。
ウインチ
やはりクローラーにギミックとしてはウインチは最高ですね。トラクサスのウインチは防水でウインチワイヤーの引き出しがサイドのボタンを押すとフリーとなり引き出しが素早く出来るのは非常に便利です。また巻き上げ能力も4.5kgあり、非常に優秀です。逆にバンパーがプラスチックで力負けするのでバンパーは金属製に交換がお勧めです。
・ライトキット
そしてTRX4のディフェンダーは純正オプションライトの設定が豊富です。
LEDライト Rigid Complete LED Light Set 8095は高/低輝度スイッチ付きLEDライトバー、
LEDロックライト、LEDヘッドライトとテールライトハーネスのセットになっていますのでお買い得です。
また、ブレーキやウインカー連動をさせたい場合は
高性能ライトコントロールシステム パワーモジュール&配線セット 6591も導入すると
さらにスケーツ感がアップします。皆さん8095と6591のセットで購される方が多いですね。
・ボディー
純正の交換用ボディーもそれぞれカラー設定はありますが、交換するならやはり、
ランドローバーディフェンダー アドベンチャーエディションボディ 8011Aがお勧めです。
このボディーカラーはボディー単体でしか販売しておりませんのなかなか他の方と
被ることはないと思います。オレンジが鮮やかで傷一つ付けたくないですね。
私は交換後、直ぐに転倒させてしまいましたが、、、
そして実はあまり知られていない特別なボディーがタクティカルユニットボディー 8211X
このボディーはトラクサスのオリジナルボディーです。ホイールベースが324mm用ですのでディフェンダーなら
ホイールベースを変更しなくても取り付け可能です。実は無駄なアイテムもついていないので
低重心のボディーでクローリング性能はブロンコのボディーより良いかも知れません。
・アルミパーツ
トラクサスの純正オプションパーツとして足回りのパーツでアルミパーツの設定もあります。
真鍮パーツはありませんので社外品にて対応となります。
その他にボールベアリングやネジ、アクスルシャフトなどもステンやスチール製のパーツがあります。
TRX4は防水性能ありなので川など水の中に入れますのでどうしてもボルト系は最終的には錆びますので
ステンレスキットがあるのはメンテナンス出来るので最適です。
・TRX-4 Traxx Complete Set
キャタピラユニット ディープテレーンセットも部品販売がありますので
雪の中でもTRX4を走らせたい方は必見ですね。

社外品オプションパーツ
社外品オプションパーツはいろんなメーカーから出ています。
TRX4ディフェンダーのボディーのカスタムは下記のブログを参考にしてください。
そして社外品のボディーでTRX4に搭載出来る人気なボディーはKillerbodyのランドクルーザー70でしょう。
Killerbodyはクオリティと豊富な製品展開でスケールクローラーをする方には有名なメーカーです。

[Killerbody] 48734 1/10 トヨタ ランドクルーザー70 DIYKIT ミリタリーデザート Fit for Traxxas TRX-4
Killerbodyのランドクルーザー70はTRX4用のマウントも付いてますので加工なしで取り付けが可能です。
キラーボディの日本総代理店を流星株式会社がされているので日本でも入手しやすくなりました。
まとめ
TRX-4 Defenderは、そのリアルな外観と本格的な走行性能を両立したRCクローラーの名機です。
初心者から上級者まで幅広く楽しめる仕様で、走りだけでなく所有する満足感も非常に高いモデルです。
正直、外観をカスタムしていくと無駄な装飾を多く付けるのでクローリング性能は落ちます。
がっつりロッククローリングをしたいという方にはお勧めしません。
こんな人にお勧め
スケール感を出して"見た目"にも"性能"にもこだわる欲張りあなたには、
TRX-4 Defenderは間違いなくおすすめの1台です。
気になった方は、ぜひ一度当店のECサイトをチェックしてみてください!