TRX-4M

トラクサス TRX4M カスタム ポータルアクスル 9843R 取り付け

2025年2月9日

INJORAからTRX4M用のポータルアクスル発売されていたので
純正オプションパーツでも発売されるのではと噂されていましたが、
ついにトラクサスから純正オプションパーツでポータルアクスルが発売されました。

早速取り付けしてみましたのでご紹介したいと思います。

    

ポータルアクスルって?

そもそもポータルアクスルって何って思われる方もおられるので解説です。

ポータルアクスルは「ハブリダクション」とも呼ばれ、もとからあるドライブシャフトをいったん
デフケースに入力し、そのデフケースを介して「もとのドライブシャフトの下に」
新しい出力軸を設ける方法です。

ポータルアクスルにすることによってのメリット
ホイールアクスルの位置が上昇するため、
車両のグラウンドクリアランス(地面と車体の底の距離)が増加します。

これにより、オフロード走行時に障害物に対して車体底部が干渉しにくくなり、走破性が向上します。
デフ下のクリアランスを大きくするにはタイヤを大きくするしかありませんが、
タイヤを大きくするとボディーにも干渉する可能性もあるので、
まずはハイトレイルにして車高を上げる必要がありますが
ポータルならその心配もありません。

そして実車ではベンツのウニモグG63 AMG 6x6 トラック
トヨタのメガクルーザーが採用されているそうです。

   

ポータルアクスル9843Rについて

TRX4Mにポータルアクスル9843Rを取り付けると
センター地上高が10.5mm高くなり、車幅も9mm広がります。

ポータルアクスルにはトランスミッション用のギアが2種類付属しており、
シングルスピードのトランスミッション(工場出荷時)のマシンに
ポータルアクスルを使用する場合は赤のギアをトランスミッションに組み込みます

また、2速トランスミッション(9891)を使用されている場合は
青色のギアをトランスミッションに組み替える必要があります。

これはポータルアクスルにすることによってギアが一つ追加されることになるので
ポータル取り付け後も同じ車速にする為にトランスミッションのギア比を調整する必要があります。

※ポータルアクスルはローギア9776Rのローレンジギアと互換性はないとのことです。

   

また、ポータルアクスルの中の部品が破損しても交換は可能です。
ポータルアクスルの部品帳は下記です。

 

TRX-4Mに取り付け

では実際にマシンに取り付けていきましょう。
TRX-4Mのメインのデモ車ディフェンダーに取り付けようと計画していましたが、
足回りをすでにオプションパーツで真鍮化しておりポータルにすると全て外すことになる為に、

別のデモ車のブロンコをクローラー専門機に変更するべくこちらにポータルを付けることにしました。
しかし、ハイトレイル仕様にしていたのでまずは一旦ノーマル仕様に戻します。

ノーマル仕様
デフ下の高さはこんな感じです。

そして、9776Rのローレンジギアに変更していましたがひとまず、
説明通り付属のシングルスピード用の赤いギアを組み込むことにします。

トランスミッションのギア組み替えについては
下記の記事を参考にしてもらえたらと思います。

参考にしてね。
    
ローレンジギア
ポータル用のシングルスピードギア

アクスルを取り付ける前にポータルアクスルの
ハブリダクション部を開けてみました。

ドライブシャフトからのギアを一つ挟んで1段下のギアに出力されているのがわかります。
以外に簡単な構造になっているんですね。
このポータル部のギアは金属製です

  

しかし、デブ部のギアはノーマルアクスルと同じくプラスチック製ですのでご注意ください。
こちらのデフギアはオプションパーツのTraxxas 1/18 TRX-4M ギア、アクスル (メタル、フロント &リア) 9779
でメタル化出来ます。

それでは実際にポータルを組み付けて行きたいと思います。

フロントアクスル

アクスルAssyを外すにはステアリング、サス、サスリンクの
ボルトを外せば簡単に外せます。

   

フロントアクスルを外しましたので
ノーマルアクスルとポータルアクスルを比較してみましょう。
アクスルのCハブ部分が縦長になっており、ドライブシャフトが
1段下がっています。

取り付け完了。

   

リアアクスル

リアアクスルもフロントアクスル同様に
サスペンションとサスリンクを繋ぐボルトを外します。
フロントアクスルと違いステアリングリンクがないです。

      
ノーマルアクスルと比較してみます。
リアの方がデフ下のクリアランスが大きくなっているのが
分かりやすいです。

フロント、リア共にポータルアクスルの取り付け完了です。

      

まとめ

タイヤもつけてみて車高を確認すると、
ハイトレイル仕様と同じくらいボディーが上がりました。

ポータルアクスル仕様

     
こちらがハイトレイル仕様の状態です。
ポータル仕様とほぼ同じですね。

ハイトレイル仕様

  

車幅も9mm広がっていますのでワイドハブを入れなくても
このままで良い感じですね。

     

デフ下のクリアランスをノーマルと比較してみると記載通り、10mmは
上がっていると分かります。

ノーマル仕様
ポータルアクスル交換後

    

ポイント

クローリング性能を上げる為にはデフ下のクリアランスを大きくするのが1番ですが、
タイヤ大きくするより、ポータルハブにてデフ下を広げる方がスケール感も崩れないので
お勧めですね。しかし、トランスミッションのローギアが使えないのは残念ですね。
それ以外は文句なしのお勧めパーツです。

    


Traxxasトラクサス1/18 TRX-4M ポータルアクスルキット 9843R

-TRX-4M
-, , , , , , , ,