TRX-4

【必見】ラジコン用バッテリーの選び方

2025年3月22日

この記事で解決出来る悩み

✔️ 初めて本格的なラジコンを購入するがバッテリーの種類に悩む

✔️ リポバッテリーを使いたいが管理が大変と聞くので不安

✔️ 自分のマシンにあったバッテリーを選びたい

✔️ バッテリーに書いてある数字の意味を知りたい

   
本格的なホビーラジコンを始めるうえで欠かせないのがバッテリーです。
大抵の本格的RCはバッテリー充電器は別売りで、自分で事前に用意する必要があります。

しかし、「どの種類を選べばいいの?」「寿命はどのくらい?」「充電時の注意点は?」と
疑問に思ったことはありませんか?

オーナー

リポバッテリーは管理が大変って聞くけどなんで??


今回は、RCカーのパフォーマンスを最大限に引き出すために知っておきたい
基礎知識をTraxxasのバッテリーで詳しく解説します。

     

ラジコン用 バッテリーの基礎知識

ラジコン(RC)で使用されるバッテリーにはいくつかの種類があり、それぞれ特性や用途が異なります。

TRAXXAS EZ-Peak Live DUAL 純正充電器 2973

代表的なバッテリーの種類は
ニッカド(Ni-Cd)・ニッケル水素・リチウムフェライト(Li-Fe:リフェ)
リチウムポリマー(Li-Po:リポ)の4タイプがあります。
それぞれの種類に対応した充電器が必要になります。

バッテリーにはそれぞれ数字が書いてありますが
その意味を解説しましょう。

電圧(V:ボルト)

例:7.4V、11.1V、14.8V

バッテリーの出力電圧 を表します。
セル(S)数 によって決まり、1セルあたりの電圧は LiPo/Li-Ion/LiFeは約3.7V(公称値)、NiMH/NiCdは約1.2V です。
電圧が高いほどモーターの回転数(スピード)が上がるため、速さを重視する場合は高電圧のものを選びます。


🔹セル数と電圧の関係(LiPoバッテリーの場合)

セル数(S)電圧(V)
1S3.7V
2S7.4V
3S11.1V
4S14.8V
6S22.2V

※注意点
対応していない電圧のバッテリーを使用すると、
ESC(電子スピードコントローラー)が故障する恐れがある ので、マニュアルで推奨電圧を確認しましょう。
   

容量(mAh:ミリアンペアアワー)

例:2200mAh、5000mAh、8000mAh

バッテリーが どれだけの電力を蓄えられるか(走行時間の目安) を示します。
数字が大きいほど長時間走行が可能 ですが、バッテリー自体のサイズや重量も増えます。


🔹選び方の目安

容量(mAh)走行時間(目安)主な用途
1000mAh以下5~10分 小型RC
2000~3000mAh 15~20分一般的なRCカー
5000mAh以上30分~長時間走行が必要なモデル

※注意点
容量が大きすぎると、車両に入らないことがあるので、サイズを確認しましょう。

 

放電レート(Cレート)

例:20C、35C、100C

バッテリーがどれだけの電流を瞬間的に放出できるかを示します。
Cレートが高いほど、強い加速や高トルクが可能 になります。
「Cレート × 容量(Ah)」で最大放電電流(A)が計算可能 です。

🔹 計算式
最大放電電流(A)= Cレート × 容量(Ah)
例:5000mAh(5Ah)・30Cのバッテリー
→ 5Ah × 30C = 150A(最大放電電流)

🔹 選び方の目安

Cレート特徴 主な用途
20C以下 出力控えめ 一般的なRCカー、クローラー
30C~50Cバランス型 オンロードRC、オフロードRC
60C以上高出力 レース用RC、ブラシレスモーター搭載RC

※注意点
Cレートが低すぎると、パワー不足で走行が不安定になることがある ため、推奨値を確認しましょう。
ESCの対応電流も確認が必要 です。
    

充電レート

例:1C、2C

バッテリーを安全に充電できる最大電流 を表します。
「Cレート × 容量(Ah)」で適切な充電電流(A)が計算可能 です。

🔹 計算式
充電電流(A)= 充電Cレート × 容量(Ah)
例:5000mAh(5Ah)・1C充電
→ 5Ah × 1C = 5A(安全な充電電流)

🔹 選び方の目安

充電レート 特徴 充電時間の目安
1C安全・バッテリー長持ち 約1時間
2Cやや高速充電 約30分
3C以上急速充電(寿命短縮の可能性) 約20分以下

※注意点
高すぎる電流で充電するとバッテリーが劣化しやすい為、通常は1Cが推奨されます。

Traxxasの充電器は充電レートの設定を充電器とBluetoothで
リンクした専用アプリから設定します。

ID EZ-Peak Live アプリ、チャージレイトを調整画面

    

主なバッテリータイプ

ホビーラジコン用のバッテリーには主に4種類があり、それぞれ特徴が異なります。
メリット、デメリットをまとめました。

ニッカドバッテリー (Ni-Cd)の特徴

タミヤ ニッカドバッテリー 7.2Vレーシングパック 1600SP

ニッカド(Ni-Cd)バッテリーは、かつてRCカーの主流だったバッテリータイプで、
現在も一部の用途で使用されています。

耐久性が高く、扱いやすい のが特徴ですが、環境規制の影響で生産・流通が減少しつつあります。
(人体に有害なカドミウムを使用する為に他の電池に置き換える動きが進みました。)

メリット

✅ 価格が比較的安価
LiPoやNiMHと比較すると、バッテリー自体の価格が安く、コストパフォーマンスが良い。

✅ 急速充電が可能
対応充電器を使用すれば短時間で充電できる ため、すぐに使用可能。

デメリット

❌ メモリー効果がある
部分的に放電した状態で充電を繰り返すと、使える容量が減少(メモリー効果) する。
完全に使い切ってから充電する「フルサイクル充電」が推奨 される。

❌ 容量が小さめ(走行時間が短い)
一般的な容量は 800mAh~3000mAh程度 で、NiMHやLiPoに比べて短時間しか走行できない。

❌ 自己放電が大きい
使わなくても自然に放電 するため、長期間保管後に使用する際は 再充電が必要。
(半年も経過すればほぼ100%の容量が失われる)

    

ニッケル水素バッテリー (Ni-MH)の特徴

GFORCE SMASH EVO NiMH 7.2V 3800mAh

ニッケル水素(NiMH)バッテリー は、ニッカド(Ni-Cd)バッテリーの進化版 として登場し、
現在でも多くのRCカーで使用されています。

ニッカド(Ni-Cd)よりもメモリー効果が少なく、フル放電しなくても問題なく使用できる。
環境に優しく、大容量 という特長があり、初心者から中級者まで扱いやすいバッテリー です。

メリット

✅ 容量が大きく、走行時間が長い
一般的な容量:1800mAh~6000mAh(ニッカドよりも大容量)。
容量が多いほど長時間走行が可能(5000mAhクラスなら30分以上走れることも)。

✅ 環境に優しい
カドミウム(Cd)を含まないため、環境規制の影響を受けにくい。
リサイクルや廃棄の面でもニッカドより優れている。

✅ 安全性が高い
過放電や過充電に比較的強く、爆発や発火のリスクが少ない。
管理がしやすく、LiPoバッテリーのようにバランス充電の必要がない。

✅ 初心者でも扱いやすい
タミヤRCカーなど、エントリーモデルの標準バッテリーとして採用 されている。
LiPoほどシビアな管理が不要で、比較的安価。

デメリット

❌ 自己放電が大きい
使用しなくても放電が進むため、長期間保管すると電圧が低下する。
使用前に充電し直す必要がある(特に1ヶ月以上使わない場合)。

❌ 電圧が徐々に低下する
走行中に徐々にパワーが落ちる(LiPoは最後まで安定した電圧を維持するが、NiMHは徐々に電圧が下がる)。
レースなどではパワーの落ち方がデメリットになることも。

❌ 高出力が必要なモデルには向かない
瞬間的な大電流の供給能力(放電レート)が低め。
ハイパワーモーターやブラシレスシステムにはLiPoの方が適している。

    

オーナー

私もラジコン始めたての頃は、このニッケル水素(Ni-Cd)バッテリーを使っていました。

   

ニッケル水素(NiMH)バッテリーの充電とメンテナンス

🔹 充電のポイント
専用のNiMH対応充電器を使用する(LiPo用充電器とは異なる)
急速充電はバッテリー寿命を縮めるため、できるだけ低電流で充電(1C充電が理想)
充電後、熱を持っていないか確認し、異常があれば使用しない

🔹 保管方法
満充電状態で長期間放置しない(適度に放電してから保管)
自己放電するため、長期保管後は使用前に充電が必要
高温・多湿を避け、涼しい場所に保管

   

ニッケル水素(NiMH)バッテリーはこんな人におすすめ!

✅ 初心者向けRCカーを楽しみたい(タミヤRC、エントリーモデルに最適)
✅ 手軽で安全に扱えるバッテリーを探している
✅ 旧型のニッカドRCカーの代替バッテリーが必要
✅ LiPoの管理が面倒で、簡単なメンテナンスを重視したい
✅ ESCがLiPo非対応のRCカーを使用している

🔹 もし高出力・軽量なバッテリーが必要なら → LiPoを検討
🔹 とにかく安価で安全に使えるバッテリーが欲しいなら → NiMHが最適!

    

リチウムフェライトバッテリー (Li-Fe)の特徴

GFORCE LF Challenge Pack LiFe Battery

リフェバッテリー(LiFe:リチウムフェルライトバッテリー) は、リチウムイオン(Li-Ion)や
リチウムポリマー(LiPo)に比べて安全性が高く、長寿命 なバッテリーです。
※リチウムイオンバッテリー(Li-Ion)は家電量販店に売っている電池タイプが主流です。

電圧は 3.3V/セル と低めですが、安定した出力と耐久性の高さ から、RCカーの送信機(プロポ)や受信機、
さらには特定のRCカーにも使用されています。

メリット

✅ 安全性が高い(発火・爆発のリスクが低い)
リチウムイオンやリポ(LiPo)に比べて熱安定性が高く、過充電や過放電に強い。
発火・爆発のリスクが非常に低いため、扱いやすい。

✅ 長寿命で繰り返し充放電に強い
寿命が長く、充放電を繰り返しても性能が落ちにくい。
LiPoに比べて劣化しにくく、長期間安定して使用可能。

✅ 安定した電圧(3.3V/セル)で運用しやすい
LiPo(3.7V/セル)よりも低めの電圧で、安定したパワーを供給。
受信機や送信機(プロポ)用として適している。

✅ 自己放電が少なく、長期保管に向いている
長期間使用しなくても自然放電が少なく、すぐに使用可能。
NiMHやNiCdのように頻繁な充電が不要。

✅ 充電が比較的簡単
LiPoのようなバランス充電が不要なモデルもあり、扱いやすい。
対応充電器を使用すれば、安全に充電可能。

デメリット

❌ LiPoよりも電圧が低く、パワーが控えめ
1セルあたり3.3Vのため、同じセル数ならLiPo(3.7V/セル)よりパワーが劣る。
高出力が求められるレーシングRCカーには不向き。

❌ 種類が少なく、対応車種が限られる
RCカー向けのラインナップが少なく、一部の車種しか対応していない。
ESC(電子スピードコントローラー)がLiFe対応である必要がある。

❌ 対応充電器が必要
NiMHやLiPoと異なる充電特性を持つため、LiFe対応の充電器が必須。
間違った充電方式を使用すると寿命が短くなる可能性がある。

    
メリット、デメリットよりリフェ(LiFe)バッテリーのお勧めの使い方を下記にまとめてみました。
     

リフェ(LiFe)バッテリーの用途・おすすめの使い方

✅ 送信機(プロポ)用バッテリーとして最適
プロポ(送信機)の電源として使用すると長持ちし、安全性も高い。
自己放電が少ないため、充電頻度を減らせる。

✅ 受信機(レシーバー)用バッテリーとしても活躍
ガソリンエンジンRCカーや飛行機、ヘリコプターの受信機用電源として使用。

✅ LiPoほどのパワーは必要ないが、安全性を重視したい場合
LiPoの管理が難しい人や、過充電・過放電のリスクを減らしたい場合におすすめ。

✅ 保管やメンテナンスを楽にしたい人向け
自己放電が少なく、頻繁な充電が不要なので保管が簡単。

   

送信機のバッテリー用にFUTABAからリフェ(LiFe)バッテリーを販売していますね。

FUTABA

FT2F2100B V2
送信機リチウムフェライトバッテリー

空用(18SZ/16SZ/14SG/12K/10J/6K/6J送信機専用)、地上用(7PX/7PXR/4PX/4PXR/4PV/4GRS/4PKS/4PKSR/4PL/4PLS/3PV送信機専用)の6.6V2100mAhリチウムフェライトバッテリーです。

「リフェ」「リポ」バッテリーは低電圧のまま使ってはいけない。
過放電に注意すること。

バッテリーは使っていくうちに容量が減っていき、電圧が下がります。
それはLi-Feも同じです。定格9.9vのLi-Peは8.7v、6.6VのLi-Feは5.8Vを下回った状態
で使用すると破損しバッテリー本体が膨らみます。
これを過放電された状態といいます。さらにこの状態で使用し続けると発火の原因になります。

     

リポ(Li-Po)バッテリーの特徴

GFORCE BULLET LiPo 7.4V 4100mAh

  
リポ(LiPo:リチウムポリマー)バッテリー は、現在のRCカーやドローン、
電動飛行機などで主流となっている高性能バッテリーです。

軽量で高出力・大容量 という特長を持ち、特に レーシングRCカーやハイパワーモーター搭載車に最適 です。

オーナー

ちゃんゆかさんが分かりやすく動画で解説されているのでこちらも参考にしてください!!

    

リポ(Li-Po)のメリット、デメリット

メリット

✅ 高出力で瞬間的なパワーが強い(放電レートが高い)
瞬間的に大電流を供給できるため、加速が強く、モーターの性能を最大限に引き出せる。
特にブラシレスモーターとの相性が良く、高速RCカーやレーシングモデルに最適。

✅ 軽量でコンパクト
同じ容量(mAh)のNiMHバッテリーに比べて軽量。
コンパクトな形状でRCカーの設計自由度が高まる。

✅ 電圧が高く、持続力がある
1セルあたり3.7Vのため、少ないセル数で高電圧を実現(NiMHは1.2V/セル)。
最後まで安定したパワーを供給できる(NiMHは徐々にパワーが落ちる)。

✅ 大容量バッテリーが可能(長時間走行向き)
5000mAh以上の大容量バッテリーも多く、長時間の走行が可能。
バッテリー交換の頻度を減らせる。

デメリット

❌ 発火・爆発のリスクがある(取り扱い注意)
過充電・過放電・物理的なダメージによって発火・爆発の可能性がある。
専用の充電器やバッテリーケース(LiPoセーフバッグ)を使用して安全に管理する必要がある。

❌ 管理が難しく、専用の充電器が必要
LiPo対応のバランス充電器を使用しないと、セルのバランスが崩れ性能が低下する。
保管時の電圧管理(ストレージ充電)が必要。

❌ 高価で、寿命が短い
NiMHやLiFeに比べて価格が高く、充放電回数が少ない(寿命が短め)。
適切な管理をしないと、数十回の使用で劣化することも。

     

リポ(Li-Po)バッテリーの用途・おすすめの使い方

✅ ハイスピードRCカーやブラシレスモーター搭載車に最適
放電レートが高いため、レーシングRCカーや高性能オフロードRCカーに向いている。

✅ ドローンや電動飛行機にも適用
軽量で高出力な特性を活かし、空撮ドローンやラジコン飛行機でも採用。

✅ 長時間の連続走行が必要な場合
大容量(5000mAh以上)のバッテリーを搭載すれば、長時間の連続走行が可能。

    

各種バッテリー比較表

項目LiFeLiPoMiNH
安全性安全性 ◎(発火リスクが低い) △(発火リスクあり) ◎(安全)
電圧3.3V/セル(低め)3.7V/セル(高め)1.2V/セル(低め)
パワー○(安定)◎(高出力)△(徐々に低下)
寿命◎(長寿命)△(劣化しやすい)○(比較的長持ち)
充電のしやすさ○(専用充電器が必要)△(バランス充電が必要)◎(簡単)
用途プロポ・受信機向RCカー・ドローンエントリーRCカー

    

LiPoバッテリーの充電方法と保管について

🔹 充電時の注意点
✅ 専用のLiPo対応充電器を使用する(バランス充電必須)
✅ 急速充電は寿命を縮めるため、1C充電(推奨)
✅ 充電時は耐火バッグ(LiPoセーフバッグ)に入れる
✅ 過充電を避ける(4.2V/セルを超えないようにする)

🔹 保管時の注意点
✅ ストレージモード(3.8V/セル)で保管する(満充電や過放電は劣化を早める)
✅ 高温・湿気を避け、耐火性のあるケースに入れて保存
✅ 長期間使用しない場合でも、定期的に電圧チェックを行う

充電時には必ずセーフティーバックに入れる。

リポバッテリーは過充電・過放電・物理的なダメージによって発火・爆発の可能性ある為に、
充電時は必ずセーフティーバックに入れて充電しましょう。

セーフティーバッグは発火や炎上を防ぐものではなく、万一の発火時に被害を最小にする対策です

選び方はバッテリーを製造しているメーカーが販売しているセーフティーバックなら
間違いないと思います。

   

バランス充電とは

一般的に、RCカー用途のリチウムポリマーバッテリーは2セル(※)構造ですが、
充電と放電を繰り返しているうちに、セル間の電圧差が揃わなくなってきます。(電圧差が広がる)

この状態が進んでいくと、バッテリーの寿命が短くなったり、パワーが出にくくなったりします。
電圧差が生じている状態を充電しながら解消する事をバランス充電と呼ばれます。

※2セルとは、電池ケースの中にリチウムポリマーバッテリーが2個直列に接続された状態のバッテリーを言います。  
1セルは3.7Vなので、2セルになると7.4Vの電圧になります。

4セルでバランス充電をしない場合とバランス充電を行う場合の違い(出典:蓄電池用セル電圧バランス回路の研究 筑波大)

バランス充電をしない場合は過充電が起こる。
バランス充電を行い均等に充電する。

バランス充電を行うバッテリーはコネクタが2つあります。2セルリポバッテリーの場合、
細く3極のコネクタがバランス用のコネクタです。

VIDEO SALON.Web(出典)

リポバッテリーの「ストレージ」モードとは

バッテリを保管する時に理想的と言われているベストな容量:(約)30%の状態に
自動的に充放電してくれるモードです。

バッテリーの容量が30%より少ない時には、充電する 
バッテリーの容量が30%より多い時には、 放電する
という制御を自動的にやってくれます。

なぜストレージモードが必要なのか?

  • ダメージの軽減
    バッテリーの電圧は気温によって変動します。満充電や放電しきった状態で保管すると、
    気温の変化で「過充電」や「過放電」の状態になる可能性があり、ダメージを負う原因になります。
  • バッテリーの寿命を伸ばす
    バッテリーは使っていなくても時間が経つと劣化していきます。
    具体的には、容量が減り/内部抵抗が増える形で性能が劣化します。

 

その他注意点

リポバッテリーの過放電対策について

リポバッテリーは過放電に弱く、一定の電圧を下回ると再充電ができなくなる可能性があります。
さらに、過放電したバッテリーに無理に充電を試みると、発火の危険性もあるため注意が必要です。

過放電を防ぐためには、設定した電圧に達すると電流を自動でカットするアンプ(ESC)を使用しましょう。
最近のブラシレスモーター用アンプには、ほとんどの場合低電圧カット機能が搭載されています。
また、電圧を自分で設定できるタイプの場合は、余裕を持った電圧に設定することで、より安全にバッテリーを保護できます。

     

バッテリーが膨らんでいる場合

セルがダメージを負うと電解質の分解が進んでガスが発生するためにバッテリーが膨らんできます。(膨張現象)

溜まっているガスは可燃性電解液の気化物で引火性です。
電池内部がショートして火花が散り、発火や発煙などを起こす可能性がありますので
使用はすぐに禁止してください。
    

リポバッテリーの処分方法

自治体によって異なりますので、正しい廃棄方法は各自治体へご確認ください。
自治体での回収が難しい場合は不用品回収業者に相談ください。

ラジコン用リポバッテリー(リチウムポリマーバッテリー)の一般的な廃棄方法を以下にご紹介いたします。
実施の際は自己責任にてお願いいたします。

取り扱い方法次第では発火する危険性がありますので、下記の手順で処理した後、廃棄してください。
(出典:YOKOMO公式HP

🔹 準備するもの
・ポリバケツなどの水が十分に貯められる容器で、リポバッテリー全体が
 しっかると浸かる大きさのもの
・塩(ご家庭にある食用のもで構いません)
(水500gに対して塩10g、小さじ山盛り2杯分程度)

🔹 処分の手順

  • ポリバケツなどの容器に塩と水を入れ、3~5%の濃度の食塩水を作ります。
    (塩の量は多すぎても少なすぎてもいけません。)
  • 作った食塩水の中に、コネクタを下に向け全て浸かるようにリポバッテリーを入れます。
  • 食塩水に浸したまま2週間ほど待ちます。
  • 2週間経過後、各自治体の指示に従い廃棄してください。

    

コネクターの種類

実はRCカーのバッテリーコネクタにはさまざまな種類があり、
それぞれ特徴や用途が異なります。主なバッテリーコネクタの種類を以下に紹介します。

互換性がないと接続できないため、購入前に確認が必要 です。

T型(ディーンズ / Deans)コネクタ

🔹 特徴:
小型で接点抵抗が少なく、高効率
高出力に対応できるため、多くのRCカーやドローンで使用
コネクタ部分が摩耗しやすく、抜き差しが固め

🔹 主な用途:
ミドル~ハイパワーのRCカー
ドローン
小型電動飛行機

    

XT60 コネクタ

🔹 特徴:
高耐久で高電流に対応(60A程度まで)
抜き差ししやすく、溶接や配線もしやすい
一部のLiPoバッテリーで標準採用されている

🔹 主な用途:
中型~大型のRCカー
FPVドローン
電動飛行機やヘリコプター

       

Traxxas コネクタ(TRX)

🔹 特徴:
Traxxas製のRCカーに標準搭載されている。
T型コネクタよりも耐久性が高く、通電性能が優れている。
純正バッテリー以外を使用する場合は変換アダプターが必要

🔹 主な用途:
TraxxasのRCカー(専用規格)

オーナー

トラクサスコネクタはコネクタ1つでバランス充電にも対応出来るのは素晴らしい!!

KS HOBBYではトラクサスコネクタから変換するアダプターも販売しています。


ラジコン トラクサス Traxxas 変換コネクタ タミヤコネクタ RCパーツ RCアクセサリー

       


ラジコン トラクサス Traxxas 変換コネクタ T型 TRX-4 RCパーツ RCアクセサリー

       


ラジコン トラクサス Traxxas TRX4 変換コネクタ XT60 RCパーツ RCアクセサリー

      

コネクタの変更する場合はこちらの記事を参考にしてください。

   

Traxxasのバッテリーについて

Traxxasのバッテリーと充電器には独自の技術を採用しています。
専用の「iDシステム」を搭載したバッテリー&充電器 により、
初心者でも簡単かつ安全に充電・管理ができるのが特長です。

トラクサスIDシステムは、Traxxas製のバッテリーを充電するためのシステムです。
本来、充電器にはバッテリーの種類や容量、など充電するのに細かく初期設定が必要です。
しかし、IDシステムで複雑な充電器プログラミングが不要で、バッテリーを充電器に繋いで
充電モード バランス充電かストレージ充電か選択してスタートボタンを押すだけで
簡単かつ安全にバッテリーを充電することができます。

オーナー

実は私もリポバッテリーはトラクサスが初めてで心配だったんですが充電の方法は本当に簡単で驚きました。

   

当店KS HOBBYではTraxxas製の3種類のバッテリーを取り扱っています。

Traxxas 1/18 TRX-4M 純正リポバッテリー 
2S 750mAh 20c IDコネクター 2821
(TRX4M、TRX4MT用)
TRAXXAS LIPOバッテリー
3s 5000mAh 25c ID機能付き 純正リポバッテリー 2872X
(主にTRX4、TRX6用)
TRAXXAS LIPOバッテリー
4s 6700mAh 25c iD機能付き 純正リポバッテリー 2890X
(主にX-MAXX用)

 実際に充電器の使い方などの詳細は下記の記事を参考にしてください。

合わせて読みたい

     

まとめ

充電時の基本ルール(すべてのバッテリー共通)
✅ 専用の充電器を使用する(異なる種類のバッテリーを間違った充電器で充電しない)
✅ 充電中は目を離さない(過熱・異常膨張がないかチェック)
✅ 金属や可燃物の近くで充電しない(ショートや火災を防ぐ)
✅ バッテリーの状態を定期的に確認する(膨張・発熱・損傷があれば即使用中止)

充電に関するまとめ
✅ バッテリーごとに適切な充電方法を守る(LiPoはバランス充電必須!)
✅ 急速充電はバッテリー寿命を縮めるため、1C充電を基本とする
✅ 充電中は必ず監視し、安全対策(耐火バッグなど)を徹底する
✅ 長期間使用しない場合は適切な保管電圧(ストレージ充電)にする
✅ 充電器選びは「バランス充電対応・NiMH/LiPo両対応」がベスト!

バッテリーを正しく充電し、RCカーのパフォーマンスを最大限に引き出しましょう! 🚗💨

KS HOBBY公式LINEにてお気軽にお問い合わせお待ちしております。

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